2014年02月12日
ハーブ研究家の講演会を終えて
先日、憧れのハーブ研究家の講演会へワクワクしながら行ってきました。
この方の出版された本を参考に、kama'aina大地の子のお庭や、家庭内でのあれこれに、楽しい時間を過ごしてました。
講演会が始まり、時間が進むと共に悲しいくなっている自分を発見し、なぜ私はここにいるんだろう?
何を期待してたんだろう?
あ~ぁ あの原発事故の日から『夢見る熟女』は消えた、と悟った感じでした。
周りを見渡すと、目をキラキラさせたおばさま方。
この人達は何も感じないのか?
話の内容は自分の生い立ちから始まり、ハーブの話。
ハーブの利用法や効果など。
どの話もほとんど本の中身と同じだったこともあり、私の内なる声は
「そんな事よりハーブ研究家として伝えなくちゃいけないことがあるだろう。」
「おいおい、ここ福島で、それやっていいの?」
「あなたに憧れている人は、何も考えず自分の庭で栽培したハーブを摘んてくるよ。」
「内部被曝を煽ってるみたいだ。」
「帰ろう 私はもう夢見る熟女じゃいられない」
立ち上がりかけた時
「ご意見・ご質問を3名まで受け付けます」
早鐘のようにドキドキしてきちゃった。
言うか、言うまいか。
何を言うの?
私はこのハーブ研究家を非難するつもりは全くない。
気づいて欲しい。
ここで何が起こっているのか。
あなたは何を伝えに福島で講演会をしてるのか。
あなたの言葉の影響力を知ってほしい。
2名は憧れてました、とか、素敵ですね、とか
そんなたぐいの言葉を並べてた。
会場内はとても暖かくエンジェルでも飛んでいそうなラブリーな雰囲気。
この雰囲気を壊すのは申し訳ないなぁと思いつつ、あと1名という言葉とともに手を上げながら立ち上がっていました。
私が伝えた内容は
「話し聞いてて、とても悲しくなりました。
私の庭のハーブは使えません。
なぜ使えないか、分かりますか?」
ハーブ研究家の顔は、はっとしたような表情になりとても戸惑っていました。
自分の立場や何やら話し、原発への考えを話し・・・。
「すみません、今は原発とハーブは別問題です。
汚染されたハーブはどうでしょう?」
えー、皆さん知ってますよね?知ってるでしょ、そんなことぐらいね?
「いいえ、大半の方は知りません。または知りたくないのかもしれません。」
その後も聴衆への問いかけが続き、その様子を見ながらこれで今はいい。
皆が考える機会が持てた。
半分も伝えきれなかったけど・・・。
会場を後にすると、私より年上の女性が声をかけてきた。
皆が知りたかった事を、言いたかったことを言ってくれてありがとう。
その後、再会を約束し別れました。
内部被曝を推進してる沢山の人々。
自分が作った野菜で誰かを病気にしてるかもと、良心の呵責に震える人々。
な~んにも考えず、無関係・無関心を装う人。
私も人間なんだな。
Posted by kama'aina at 13:12│Comments(0)
│徒然日記
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